佐藤尚之さん

さとう・なおゆき

コミュニケーション・ディレクター。()ファンベースカンパニー取締役会長。()ツナグ代表。()4th代表。復興庁復興推進参与。

()電通でコミュニケーション・ディレクターとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事した後、()ツナグ設立。また野村HD、アライド・アーキテクツ、佐藤尚之の三者での合弁で()ファンベースカンパニー設立。

『ファンベース』(ちくま新書)はじめ、『明日の広告』(アスキー新書)、『明日のコミュニケーション』(アスキー新書)等、コミュニケーションに関する書籍も多数執筆。

 

 

 

Q1 美術検定を知ったきっかけ、受験しようと思ったきっかけをお聞かせください。

 

 

美術は感性で見るもの、という風に言う人もいるけど、ある程度の基礎知識があるともっともっと楽しめるとは実感していて、いつかちゃんと勉強してみたいと思っていました。

受験のきっかけは、個人的にかなりつらい闘病が始まってしまい、どうせ辛いことするならストイックに生きてみよう、と前から気になっていたこの検定も受けることにしたんです。結果、世界が一気に広がってとても良かったです。

 

 

 

Q2 美術検定の受験に向けて、どのような勉強をされましたか。

 

基本は公式問題集を何度もやりました。そして、公式のテキストで当該部分を調べて、のくり返しですね。実感として、たぶんそれだけで6割くらいは点が取れると思います。

 

 

 

 Q3 美術検定を受験されたことで、美術に関して新しい知識や、新しい楽しみ方など、発見はあったでしょうか。

 

ものすごくありました。まず美術館が圧倒的に楽しくなった。いままでぼんやり見ていたことが、美術史とか有名画家とか知ると急にいろいろわかりますから。そして、映画とかデザインとかでも有名な絵や彫刻のオマージュやパロディがあるじゃないですか?それがわかったりするともう本当に楽しいですよね。

 

 

 

Q4 これから美術検定を受験される方に、おすすめの勉強法があれば教えてください。また美術に関する本やTV番組、インターネットのサイトなど、良くご覧になっているもの・おすすめのものがあれば教えてください。

 

上でも書きましたが、公式問題集を何度もやり込むのが一番いいと思います。

美術の本としては、山田五郎さんの「知識ゼロからの」シリーズ*をよく読みました。

 

 

 

Q5 美術館での3密対策など、美術鑑賞の環境も変わりつつあります。今どのように美術を楽しんでいらっしゃるか、またこれからどのように美術を楽しんでいきたいか、お聞かせください。

 

美術館、事前予約制のところが増えましたけど、逆に人数制限によってとても見やすくなった側面はありますよね。

また、わりと忙しくしているので、「なんとか会期中に時間つくって美術館に行こう」と思っても、結局行けなくなることも多いんです。逆に事前予約でお金を払い込んでいると、「もったいないから絶対行く!」ってなって、見逃すことが減りました。それはいいことだと思います。

あと、学芸員の方々が解説している動画サイトもよく見るようになりました。そういうネットコンテンツが増えたのもいいですね。

 

 

 

山田五郎さんの「知識ゼロからの」シリーズ*…『知識ゼロからの近代絵画入門』(幻冬社)、『知識ゼロからの西洋絵画史入門』(幻冬社)、『知識ゼロからの西洋絵画入門』(幻冬社)

 

 

※本インタビューは2020年9月に収録されたものです。

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